本年度事業計画に基づき、産地視察を行いました。
伊勢和紙を一手に担う、大豐和紙工業株式会社(たいほうわしこうぎょう)を訪問し、手漉きと機械漉きが同じ場所で生産されている様子を視察させていただきました。大豐和紙工業株式会社では、楮のほかに三椏(みつまた)や雁皮(がんぴ)なども原料として使用されていて、様々な和紙製造を行なっておられます。視察時には麻を使用した紙の乾燥作業を見学させていただきました。
併設されている伊勢和紙ギャラリーでは、伊勢市在住 高瀬洋さんによるCG作画を伊勢和紙の上に色鮮やかに再現された作品を鑑賞しました。
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翌日開催される、第31回全国重要無形文化財保持団体協議会・鈴鹿大会でご一緒させていただく、島根県浜田市の石州半紙技術者会のみなさんもお見えになり、合同視察となりました。
大豐和紙工業株式会社 代表取締役 中北喜亮(なかぎたよしあき)さん、先代 中北喜得(なかぎたよしえ)さんにご案内をいただき有意義な研修をさせていただいたこと、この場を借りてお礼申し上げます。
代表取締役 中北喜亮さん(中央)
日 程:令和6(2024)年10月16日(水)-18日(金)
視察先:【三重県・伊勢市】
・伊勢神宮外宮
・大豐和紙工業株式会社(旧会社名:神都製紙株式会社)
・伊勢和紙館
【三重県・鈴鹿市】
・第31回全国重要無形文化財保持団体協議会(会場:イスのサンケイホール鈴鹿)
・大黒屋光大夫記念館
・伝統産業会館
【三重県・津市】
・第30回全国重要無形文化財保持団体秀作展(会場:三重県総合博物館 MieMu)