本年度の刈取り・かしき(楮の蒸し剥ぎ)
4日間に渡る一連の楮作業を行いました。
細川紙技術者協会で管理している楮畑(埼玉県比企郡小川町・笠原地区)。1本1本刈り取っていきます。
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治具を使用し、3尺(約90cm)に切り揃えます。
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太さ別に仕分けし縄で束ねてから水槽の水に浸け、楮の乾燥を防ぎます。
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釜で蒸して樹皮を柔らかくします。
蒸し上がり。釜の覆いを外した直後に水をかけて樹皮と芯を分離させます(びっくり水をかける)。
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蒸し上がった楮は温かいうちに樹皮を剥ぎます。手分けして手際よく速やかに作業します。
後日行う楮ひき作業を考慮し、本びき(白皮作業)にするものは黒皮を残し、なぜ皮(甘皮作業)にするものは黒皮を落とす。それぞれ剥ぎ方を変えています。
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本楮(ほんかず)・中楮(ちゅうかず)・小楮(こかず)に仕分けし計量。この後、乾燥台で風を通し乾燥させます。本年度収穫した楮は、次年度(2024年4月)以降に細川紙技術者協会の研修員が原料の工程を経て漉き、紙にしていきます。