細川紙について

細川紙は、埼玉県小川町・東秩父村
で古くから継承されている
伝統的な手漉き和紙です。

その技術が昭和53年に
国の重要無形文化財に指定
さらに
平成26年には
ユネスコ無形文化遺産に
登録されました。

細川紙は、楮の白皮のみを使用し流し漉きで漉かれることで、風合いや手ざわりが良く、強靭な中にも上品な趣のある紙です。

ユネスコ登録の定義
The definition for UNESCO Listed Washi

ユネスコは平成26年11月27日(現地26日)、「人類が守るべき無形文化遺産の代表的な一覧」に、石州半紙、本美濃紙、細川紙を「和紙・日本の手漉和紙技術」として記載し、ユネスコ無形文化遺産に決定しました。個別の和紙名ではなく、手漉き和紙技術の登録です。

On November 27th, 2014, Sekishu-bamshi, Hon-Minoshi and Hosokawa-Shi were added by UNESCO to the Representative List of Intangible Cultural Heritage of Humanity. They are not listed by the names of individual Washi, but for the technique of handmade Washi.

伝統的な製法による手漉和紙の製作技術
Technique of crafting handmade Washi using traditional methods

紙の原料は楮、三椏、雁皮等様々な種類がありますが、3紙の共通点として「楮」のみを使用し、それぞれに伝統的な製法により紙を漉いています。楮を原料とした紙は他の原料を使用した紙と比べて丈夫であることが特徴であり、耐久性が求められる用途に使用されました。

There are various kinds of materials used for handmade Washi, such as kozo (paper mulberry), mitsumata (oriental paperbush), gampi and more, but all three UNESCO listed Washi are made only with kozo (paper mulberry). Washi made with kozo is characterized by its strength and is suitable for purposes that require durability.

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